大和久保美選手
2021.08.02

結婚・妊娠・出産を経て、選手に復帰した“ママさんレーサー”を紹介する『ママはけいりん選手』。
第2回は、青森県・102期 大和久保美(やまと・くぼみ)選手です!
経歴年表
19歳:ガールズケイリン1期生として※競輪学校入学
※現:日本競輪選手養成所
福岡県久留米市の出身です。
小学生の頃から陸上競技の中距離種目をやっていて、高校から趣味でロードレーサーに乗り始めました。
高校卒業後は、地元の映画館で映写スタッフのアルバイトをしていました。
ちょうどその頃、競輪学校で「※ガールズサマーキャンプ」が行われることを知り、興味があったので参加してみました。
そこで、田畑茉利名さん(2019年1月引退)と仲良くなって。
「一緒に競輪学校を受けてみない?」と誘われて、受験を決めました。
そして2012年、ガールズケイリン1期生としてデビューしました。
※自転車競技トラック・女子の人材発掘と育成のために行われた、女子限定の合宿。
23歳:同僚との結婚、青森へ
デビューから3年くらい経って、競輪選手の方と結婚しました。
旦那さんの名前は、ちょっと恥ずかしいので控えさせてください笑
結婚をキッカケに旦那さんの地元・青森に移籍して、八戸で暮らし始めました。
25歳:長男出産
子供も欲しかったですし、出産後も選手を続けたかったので「出産は早い方がいいな」と思っていました。
25歳の時に妊娠がわかり、産休に入って地元で出産をすることにしました。
産休前に富士山に登りました!
左:田中まい選手、中央上:奈良岡彩子選手、右:増茂るるこ選手
妊娠中にお医者さんから「自転車に乗っても大丈夫、とは言えない」と言われて。
身体を動かしておきたかったので、ずっと散歩をしていました。
みんなが走っているレースは毎日見ていたので、「本当に(選手に)戻れるのかな…」と、不安になることはありましたね…
2018年6月に長男を出産。
旦那さんからは「すぐに(自転車に)乗った方が良い」って言われて、「もう!?」と思いましたが笑
産後1ヶ月くらいから乗り始めました。
母に息子を見てもらって、短い時間から徐々に練習を再開していきました。
1年7ヶ月の産休をした後、現役復帰することができました。
復帰前に、走行テストをしに青森競輪場に行った時の写真です!
現在:家族の協力に感謝しながら
旦那さんのお義父さんとお義母さんのおかげで選手を続けられています。
レースへ行くときは、いつも息子の面倒を見てもらっています。
息子も「“ばあば”の家に行くの?やったー!!ママ行ってらっしゃい!バイバーイ!」みたいな感じです笑
ありがたいことに、今のところ「ツラい」と思ったことはありません。
私がママと競輪選手を両立できているかは、分からないですが…笑
「みんなと一緒に息子を育ててもらっている」という感覚です。
日々、家族への感謝の気持ちでいっぱいです。
たまに奈良岡(彩子)さんが家に遊びに来てくれて、息子も一緒に遊んでもらったりしているんです。
みんなに可愛がってもらっています。
3歳になった息子は活発で、とても元気です。
その姿を見て、「よし、私も頑張ろう!」と元気をもらっています!
2人でさくらんぼ狩りに行ってきました!
できる限り長く、競輪選手を続けていきたいです。
一本一本集中して、常に決勝に乗れるように頑張っていきます。
これからも元気に頑張るので、応援よろしくお願いします!!
大和久保美
やまと・くぼみ
誕生日 :1991年8月12日
期別:102期
身長:159.8cm
ホーム競技場:八戸自転車競技場
2010年 高校卒業、映画館でアルバイト(18歳)
ガールズサマーキャンプに参加(19歳)
競輪学校出願(19歳)
2011年 競輪学校入学(19歳)
2012年 競輪選手デビュー(20歳)
競輪選手として初勝利(21歳)
2015年 入籍、青森県へ移籍(23歳)
2017年 産休、久留米へ里帰り(25歳)
2018年 長男出産(25歳)
2019年 1年7ヶ月の産休を経て現役復帰(27歳)
復帰後初勝利(28歳)
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