「ミスターガールズケイリン」の異名を持つ、デイリースポーツ・松本直記者の新連載がスタート!「松本直のガールズケイリンちょっとイイ話」。記念すべき第1回目は、108期・神奈川県所属の尾崎睦選手です!迷いがあった自分を振り切り、3年ぶりのガールズグランプリへ!

尾崎睦 逆襲の2021年が始まる

2021.02.05

2012年7月1日 “ガールズケイリン1期生”となる102期がデビュー。

2021年、1つの節目となる“ガールズケイリン10期生”が誕生する。

 

その節目のタイミングで「ミスターガールズケイリン」の異名を持つ、デイリースポーツ・松本直記者の新連載がスタート!

 

 

松本記者が知っているガールズ選手の「秘話」や「イイ話」を紹介!

記念すべき第1回目は108期の尾崎睦選手です!

 

 

 

小学3年からバレーボールを始め、大学でビーチバレーに転身。

ビーチバレーでは年間1位になり、五輪出場を目標にしていたビーチバレーの申し子・尾崎睦。

 

ペアを組んでいた金田洋世(106期・2017年引退)のガールズケイリン挑戦に刺激を受けて、自身もガールズケイリン転身を決意。

2014年5月に日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)108期として入学。

 

自転車未経験の適性入学ながら、卒業記念レース優勝。

在校成績1位と優秀な成績を残した。

 

デビュー戦(川崎)での優勝こそ達成できなかったが、3場所目の広島で初優勝。

初優勝以降も決勝進出を外すことなく、デビュー年に6回優勝と輝かしい戦歴を残した。

 

師匠の渡邊秀明(右)

 

2年目の2016年は5月に初のコレクション出場(4着)も果たし、優勝回数も一気に伸びて12回。

自身初のガールズグランプリ出場も果たした。

 

2017年は10回、2018年は12回とコンスタントに優勝を重ね、ガールズグランプリも3年連続出場。

 

ビッグレース制覇も時間の問題と思われたが、2019年に入ると状況が少しずつ変わってきた。

 

決勝には乗るけど、なかなか勝てないレースが続く。

優勝回数は減り、3年連続で出場していたガールズグランプリを逃してしまった。

 

 

2020年も状況は変わらず、優勝回数が伸びない歯がゆい状況が続き、最後のガールズグランプリトライアルでも敗退。

目標にしてきた地元平塚開催のガールズグランプリは補欠。

スタート台にさえ立てない、悔しい結果になってしまった。

 

「ここ何年かは迷いがありましたね。戦い方が中途半端だった」と振り返る。

 

 

しかし、くよくよと悩んでいる暇はない。

年が変わった2021年は巻き返しの1年だ。

 

今年1月に地元平塚で行われたガールズケイリンコレクション2021京王閣ステージのトライアルレースを優勝。

2020年3月福井以来のコレクション出場権利を手にした。

 

共に5月のコレクションへ出場を決めた同期の児玉碧衣(左)、細田愛未(右)

 

2月は選手生活初のあっせんしない処置になるが、悲観的にはなっていない。

「ここ何年かはグランプリに出ることばかり考えて、“追加(あっせん)がくるかも”とか考えて、追い込んだ練習もできなかった。

今はやりたい練習もあるので、この1カ月の休みを大事にしたい。

1月末の平塚トライアルを優勝してコレクションの出場権利が取れた。

しっかり練習をして、5月のコレクションで結果を出せるようにしたいですね」と、しっかり前を向く。

 

 

「これからは何でもできる選手を目指していきたい。

今年は自分のスタイルを確立したいですね。

応援してくれるファンのみなさんの期待に応えられるように精一杯頑張ります」

 

 

 

尾崎はデビュー前のインタビューで「大きな四輪駆動の外車が買いたいですね」と話していて、自分の脚で稼いだ賞金でJeepを購入と夢をかなえた。

 

競輪選手は頑張れば欲しいものが手に入れられる夢のある仕事だ。

今年2月には新車を購入してモチベーションは上がっている様子。

 

競輪選手の“あるある”だが、物欲のある選手はいつも以上に奮起するという話がある。

 

尾崎の今年のレースに注目したい。

 

 

 

尾崎睦 Mutsumi Ozaki

誕生日:1985年4月10日
期別:108期
身長:172cm
ホームバンク:平塚競輪場

 

 

松本直 Suguru Matsumoto

誕生日:1979年5月1日
所属:デイリースポーツ(競輪記者歴12年)

 

 

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