デイリースポーツの連載コラム「KEIRIN屋」。今回は「KEIRINグランプリ2020」で優勝した和田健太郎選手にインタビュー。グランプル初出場で優勝を果たした和田選手。頂上決戦の振り返りやホームバンクである千葉競輪場のリニューアルについても言及。「初志貫徹」をモットーに走り続ける、実直な人柄にも注目です。

デイリースポーツ「KEIRIN屋」和田健太郎特集

2021.01.23

※この記事は、2021年1月21日付けのデイリースポーツ「KEIRIN屋」に掲載されたものです

 

 

 

デイリースポーツ「KEIRIN屋」
不惑前にGP初制覇!初志貫徹で今年も車券に貢献!和田健太郎特集

 

今回のKEIRIN屋は、昨年末のKEIRINグランプリ2020(平塚)で初優勝を果たした和田健太郎選手(39)=千葉・87期・SS=を直撃。

GⅠタイトルよりも先にグランプリを制覇した新チャンピオンに、今後の意気込みや、今年250バンクとして生まれ変わる予定になっているホームバンクの千葉競輪場についても存分に語ってもらった。

(取材、構成・貞 友之)

 

 

―グランプリ(GP)優勝おめでとうございます。
GPの前検日に「出来過ぎの1年」とコメントをしてましたが、GPを勝つイメージはあったのか。

 

ありがとうございます。

勝つイメージは全くなかったですね。

 

 

―一昨年後半からビッグの決勝に連続して乗っていた。
GPへの意識は。

 

それもなかった。

僕がGPに乗る乗らないは、お客さんには関係ないと思っている。
それよりもその日、その日の車券にどれだけ自分が貢献できるか。

その方がお客さんにとってもいいと思うし、自分自身にもいいじゃないですか。そういう考え方なんです。

 

 

―GPの勝負どころで内に行った時の心境は。

 

 

内があいたと言うよりは、(GPで連係した)郡司(浩平)君がギリギリまでまくって行ってくれた。

それでもキツいなって思って、そろそろ内へタイミングを考えた時に清水(裕友)君が先に内へ入った。

自分も付いて行って、あとは清水君が瞬時に外に行って、平原(康多)君がその動きに反応した。

分かっていたというより、うまく動きが重なった感じですね。

 

 

―ゴールした時の実感は。
単発レースには強いのか。

 

ゴールした瞬間は実感があった。

でも、その後に疑心暗鬼じゃないですけど、本当に獲ったのか?ってなりました。

単発レースは今までにそんなに勝ったこともないし、そもそも僕は競輪でそんなに目立っていないので(笑)

 

 

―家族の反応や賞金の使い道は。

 

喜んでいましたよ。

賞金は一応、見ました(笑)
振り込みにしてもらって、まだ数字は見てない。

使い道はまだ決まってない。
グランプリの前夜祭でも言ったけど、とりあえず家のローンとかに充てて、あとは妻と相談して決めます。

 

 

 

―今年40歳を迎える。
不惑を迎える前に大きな花火が上がった。

 

その花火が湿気ないように。
もともと湿気っていた花火なので(笑)

たまたま、うまく導火線に火が付いてバーンと上がった。

もう一発、その花火が上がるのか、湿気ってないかどうかはまだ分からない。

 

 

―そして今年は自身のホームバンクである千葉競輪場が再開される予定。

 

講習も受けたし、テストランでも走っています。

(存廃問題もあった)千葉がなくなってしまうかもっていうところから、新たな形で始まって、しかもそれが世界基準のバンクとなって生まれ変わる。

ナショナルチームの選手は250で練習をしている効果が絶対にあると思う。

しっかりあのバンクを走れれば、選手の能力も上がる。

既存のバンクだけでは見えないものがあるので、そういうのも体験できたら面白い。

 

 

―周りからはGⅠタイトル獲得の期待も高まってくるが。

 

その意識は全くない。

日々、その日のレースを頑張って走って、その先にあるもの。

昨年もそういうつもりで走っていたし、(タイトルを)獲る、獲らないを考えると、緊張とか考えなくていいことまで考えてしまう。

まずは何に集中した方がいいかを考えると、僕にとっては毎回毎回、車券に絡めるように頑張るだけです。

 

 

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2021年の戦いがスタート

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