【ガールズケイリン・太田りゆ選手が伝授】筋トレする人におすすめの筋肉の鍛え方ガイド9選!

2022.08.18

筋トレをし、鍛え上げられた太ももは、競輪選手にとって強さの証。レースの勝敗を大きく左右するパワーと瞬発力を高めるために、大きな筋肉が集まる太ももを鍛えることは最重要課題である。私たちも健康を維持するためや、魅せる身体づくりのために、太ももの筋力アップは欠かせない。そこで、現役の競輪選手、太ももの筋トレ方法を教えてもらった。

 

・プロフィール

 

監修者 太田りゆ(おおた りゆ)

1994年8月17日生まれ。埼玉県出身。112期生のガールズケイリン選手。2017年に高松競輪場でレースデビューし、完全優勝を飾る。自転車競技・日本代表としても活躍しており、2019年にはワールドカップに出場し、ケイリン種目で銀メダルを獲得。2020年11月には全日本選手権女子スプリントで優勝。現在、注目の選手である。

 

 

太ももは太いだけじゃなく、しなやかさと柔軟さが大切

ガールズケイリンで活躍する競輪選手でありながら、自転車競技の日本代表でもある太田りゆ選手。6月に行われたアジア選手権トラック2022女子スプリント種目で日本史上初となるアジア制覇を達成し、まさに第一線で活躍する太田りゆ選手にとって、太ももの筋トレとは?

 

 

「太ももは、自転車のペダルを回すために最も使われる筋肉で、競輪や自転車競技の選手のエンジン。
レース中、トップスピードで脚の回転を持続させるために、鍛え抜かれた脚力が勝負の要となる。だから太ももを鍛えることはトレーニングにおいて最も重要な要素です。
太ももが細くて強い選手は世界中探しても見当たらない。しかし、ただ太いだけでなく、筋肉をバランスよく鍛えて、しなやかさと柔軟さを兼ね備えた太ももに仕上げることが大事。
そのために週3回の筋トレのほか、バランスの良い食生活にも気を付けています。捕食はとりますが、おやつなど間食はほとんどしません。
コーラが大好物なので、栄養士さんに相談して、1日1本までのコーラは許可してもらっていますが(笑)。
1日3食の中で筋肉に必要な栄養素をバランスよく摂取し、筋肉量を維持しながら余分な脂肪をそぎ落としています。」

 

毎回繰り広げられるハイレベルなレースの裏には、そんな涙ぐましい努力があったとは。太田りゆ選手の現在の太もものサイズは、約65cm!学生時代に中長距離種目の陸上選手で、競輪選手になる前はジムでインストラクターをしていたこともあり、下半身の筋トレは得意とのこと。そして、太ももは競輪選手にとって勝負を左右するくらい重要だと話してくれた。

 

 

太ももの筋肉の構造と役割

大腿四頭筋、ハムストリング、内転筋の3つの筋肉がある太もも。日常生活やスポーツなどのパフォーマンスに大きく影響することも。加齢や、座りっぱなしなどの運動不足によりこれらの筋力が衰えると、脂肪が溜まりやすく、見た目にも変化が生じることがある。そのため、3つの筋肉の構造を知り、効率よく引き締めることで、脚全体のバランスが整い、日常の動作もスムーズに行えるようになる。

 

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)

 

大腿四頭筋は、太ももの前側にある筋肉群で、体の中で最大の筋肉といわれる。外側広筋、内側広筋、中間広筋、大腿直筋の4つで構成され、歩行時に欠かせない筋肉。鍛えると、たくましい足腰が手に入る。

 

 

ハムストリング

 

 

ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉群。大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋から構成される。歩いたり走ったりするときにも使われる筋肉。ハムストリングスを鍛えると、下半身が安定してケガを防ぎやすくなり日々の生活にも役立つ。また、股関節の柔軟性がアップする。

 

 

内転筋(ないてんきん)

 

 

内転筋は、太ももの内側にある筋肉群。大内転筋、恥骨筋、長内転筋、短内転筋、薄筋の5つから構成される。日常生活で使われる機会が少ないため、特に脂肪がつきやすい厄介な筋肉でもある。鍛えてあげると、骨盤の位置が整い、お腹に脂肪がつきにくくなる。

 

 

大殿筋(だいでんきん)

 

 

太ももだけでなく、お尻の筋肉も重要。大殿筋は、骨盤の後ろから太ももの横まで伸びている、お尻の中で最も大きな筋肉。引き締めると、全身のエネルギー消費量がアップするだけでなく、ヒップアップ効果も狙える。

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