【祝・ガールズケイリン10周年】記者たちのエピソード
2022.06.24
㊗️ガールズケイリン10周年記念㊗️
今回は競輪記者の皆さんに「創成期を支えたガールズケイリン選手との思い出」を教えてもらいました。
102期 増茂るることの思い出
日刊スポーツ
松井律(まつい・りつ)記者
ガールズ創設当初はみんな手探りだった。
ガールズの弟子を持つ師匠から「男子とは同じように厳しくしづらい」という話を何度か耳にしてきた。
厳しく接して、心が離れてしまうケースもあった。
私は増茂の師匠である佐久間仙行さんと親交が深かった。
増茂は師匠を尊敬しつつも、微妙な距離を保っていた。
あまりにも怖かったのだろう(笑)。
時には心配にもなったが、肝心な事はきちんと師匠に相談に行く彼女の根の真面目さには感動を覚えた。
誰の悪口も言わない心優しい“るるちゃん”が、この世界で10年やってきたのかと思うと感慨深い。
このまま1日でも長く現役で頑張ってほしい。
増茂るるこ選手(東京・102期)
「オッズパーク杯 ALL GIRL’S 10th Anniversary」は「グループA」に出場
西日本初のガールズケイリンを制した荒牧聖未
デイリースポーツ
森田新吾(もりた・しんご)記者
2012年9月、西日本初のガールズケイリン(広島)を制したのが荒牧だった。
最終2角からまくった中川諒子(新潟=当時)を追いかけ、直線で抜け出した。
この優勝で競走得点を53・42まで上げて、ガールズグランプリ(7〜9月の競走得点上位)出場へ前進した。
「初めての優勝でかなりうれしいです。このまま突っ走ります」。
出場したガールズグランプリ2012は周回中から小林莉子(東京)を追走して2着。
常にクレバーな動きができる荒牧。
当時から彼女絡みの車券を買いまくっているが、この後も追いかけるつもりだ。
荒牧聖未選手(栃木・102期)
「オッズパーク杯 ALL GIRL’S 10th Anniversary」は「グループA」に出場
ガールズ一期生との〝仲間意識〟
東京スポーツ
奥山雄大(おくやま・ゆうだい)記者
ガールズケイリンが始まった2012年は自分も記者になって2年目でまだバタバタしていた頃。
ガールズ一期生とは、手探り状態のところから一緒に歴史を作り一緒に成長してきた、という勝手な〝仲間意識〟があります(笑)。
印象に残っているのは第一回のガールズグランプリ。
加瀬加奈子VS中村由香里の構図で人気も両者が分け合っていましたが、結果は①小林莉子ー②荒牧聖未ー④加瀬加奈子で3連単は11万円超の大荒れに。
当時はとにかく〝内枠が有利〟と言われていた時代で、それを象徴する1-2決着には「素直に内枠を買えばよかった」と悔しがったものです。
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