【柔道】羽賀龍之介×深谷知広 アスリート対談 前編
2023.03.02

羽賀 僕は父が柔道選手(羽賀善夫さん)だったので、気付いたら柔道をやっていました。
柔道選手は口に出さずとも、みんながオリンピックを目指す感じなんです。
僕も小さい頃からオリンピックを目標にしていましたが、しっかりと意識するようになったのは、高校を卒業した頃からですね。
———オリンピックで銅メダル獲得
羽賀 オリンピックの空気感は“異常”です。
オリンピックは誰もが注目する大会。
“自分の思い”や目標だけではなく、“周囲の思い”まで背負ってしまうところが、その空気感を作っているのかなと思います。
出場すれば、4年後に(オリンピックに)再度トライできる確約は無いので、気負いますし、行ってみないと分からない大変さがありました。
リオオリンピック後は、どこへ行っても「銅メダリスト」と言われるようになりました。
「銅メダリスト」だったことに悔しさはありましたが、分かりやすく反響を感じました。
もともとは東京オリンピックに出られても、出られなくても、(現役を)辞めようと思っていたんです。
それぐらいじゃないと、東京まで“走りきれない”と考えていました。
でも結局、東京オリンピックには出られなくて…。
コロナ禍の中で「辞めどきを間違えると後悔しそうだな」と感じるようになりました。
それからは国内で一つ一つの大会を目指そうと思うようになりました。
昨年は体重別選手権で優勝できました。
だから、いまも(現役を)続けている感じです。
ロンドン・リオ・東京を目指してやってきた中で、「オリンピックだけが柔道の全てじゃない」と思い始めたんです。
『最後くらい自分の“柔道の真髄”を追い求めていくことでも良いんじゃないか』と、いまは思っています。
後編では、羽賀選手が「深谷知広にチャレンジ」!?
左:深谷知広(Tomohiro Fukaya)
1990年1月3日生まれ 愛知県出身
身長:169.8cm 体重:79.0kg
2009年 競輪選手としてデビュー
2010年 GⅡ「ヤンググランプリ」優勝
2011年 G1「高松宮記念杯競輪」優勝
2012年 GⅡ「東西王座戦競輪」優勝
2014年 GⅠ「寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」優勝
2014年 GⅡ「サマーナイトフェスティバル」優勝
2018年 アジア自転車競技選手権大会 1kmタイムトライアル 優勝
2019年 アジア自転車競技選手権大会 チームスプリント 優勝
2019年 UCIトラックワールドカップ スプリント 2位(第4戦)、3位(第2・3戦)
2019年 UCIトラックワールドカップ チームスプリント 1位(第4・5戦)※第4戦でアジア記録樹立
2020年 全日本選手権 ケイリン・スプリント1位
右:羽賀龍之介(Ryunosuke Haga)
1991年4月28日生まれ 宮崎県出身
身長:186cm 階級:100kg級
2015年 世界柔道選手権大会 優勝
2015年 グランドスラム東京 優勝
2016年 リオデジャネイロオリンピック 3位
2019年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 優勝
2019年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 優勝
2019年 グランドスラム大阪 優勝
2020年 全日本柔道選手権大会 優勝
2021年 全日本柔道選手権大会 2位
2022年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 優勝
【撮影協力】
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