松本記者しか知らないガールズ選手の秘話や“いい話”を紹介します。
3人きょうだいの長女で2つ下に妹、4つ下に弟がいる。
小学校は全校生徒が45人の小さな学校。
1年生の終わりに廃校になり、2年生のときからは町の小学校に通っていました」
どうしても剣道をやりたかった訳ではないそうだ。
じいちゃんが柔道を好きで、中学になったら柔道部に入るつもりだった。
でも進学した中学に柔道部がなかった。
それなら同じ武道ってことで剣道部を選びました」
自由な校風の学校で楽しかった。
高校に入ってすぐ部活を決めるとき、中学の剣道部の友達が自転車競技部の体験に参加。
一緒に付き合って部活体験をして、楽しいかなと思って自転車競技部に入ることになりました」
高校時代
顧問が香川県の自転車競技に精通していることもあり、ガールズケイリンへ進むことは自然の流れだった。
高2、高3と2年連続で参加して、ガールズケイリン選手になりたいって思うようになり、進路として選びました」
観音寺競輪場
高校の自転車競技部の先輩でガールズケイリンを目指していた三宅真央(オートレーサー)さんが先に弟子入りしていたこともあり、一緒に練習をさせてもらいました」
師匠の大西祐
自信はあまりなかったが、実技の1次試験は無事突破。
課題は学科と面接の2次試験だったと振り返る。
学生時代は本当に勉強が苦手。
競輪学校に落ちてしまったらいろいろ大変だし、必死で勉強をしました」
114期生として、日本競輪学校へ入学した。
師匠の大西さんからは『得意パターンを見つけられるように』と言われていた。
在校成績は13位。卒業記念レースは決勝に進出して5着。
自力で勝てていた訳ではないから自信はあまりなかった」
得意パターンを見つけることはできなかったが、デビュー戦は待ってくれない。
2018年7月、地元高松でデビューを迎えた。
家族や応援してくれる人が見に来てくれたので。
でもデビュー開催のことは緊張であまり覚えていない」
決勝4着と上々の滑り出しを決めた。
まだ何も知らないって怖いですね(笑)
結果だけを見れば決勝に乗れているけど、周りが強くてガールズケイリンでやっていけるか不安になりました」
他の同期も1着を取っていく。
なかなか勝つことができない状況に佐伯は焦りを覚えたそうだ。
同期が結果を出していくことに焦りもあった。
決勝には乗れていたけど、1着が取れない。
師匠の言っている『得意パターンを持つ』ってことの意味がわかりました」
身長:159.0cm
期別:114期
登録地:愛媛県
詳しいプロフィールはこちら
誕生日:1979年5月1日
所属:デイリースポーツ(競輪記者歴13年)