【全日本トラック・3日目】男子ケイリンは中野慎詞が優勝!

2022.08.28

けいりんマルシェをご覧のみなさま、こんにちは。

日刊スポーツの山本幸史です。

 

3日目は男女のケイリン決勝などが行われました。

 

男子ケイリンは、中野慎詞が初優勝。

山崎賢人を追い込んでの優勝でした。

 

※1着でゴールした中野慎詞選手と2着の山崎賢人選手(写真 右)

 

 

「大学時代に(全日本のケイリンで)2位になって1度も取れなかったので、今回は絶対取ろうと思っていた。よかったです。」と喜びを語っていました。

 

中野といえば、先月のジャパントラックカップⅡのケイリンでも優勝しています。

ただ、今回の山崎は、先月以上に仕上がっていたように見えました。

 

今の日本チームで最もいい結果を出してきた山崎を倒してのケイリンV。

これはかなり価値が高いはずです。

現時点では世界選手権に出場できるかは未定。

 

 

 

「9月は青森記念と共同通信社杯があるので、応援よろしくお願いします。」と競輪のアピールも忘れていません。

中でも青森記念は中野にとって初めてとなる9車立てのレースになります。

本人も「是非走りたい!」と意気込んでいました!

 

最近、よく青森競輪場を取材させてもらっている私にとっても、関係者のみなさんにとってもこれは朗報ですね(笑)

 

 

女子ケイリンはサトミナ(佐藤水菜)が優勝し、スプリントに続き2冠に輝きました。

梅川風子のカマシに飛び付いて、番手から追い込むという、もう危なげのない走り。

今やケイリンでは国内で敵無し、といった印象です。

 

※女子ケイリンのゴールシーン

 

「展開は想定通り。落ち着いて走れた。アジアチャンピオンなのでそこは世界に存在感を示したい。あと2カ月ないので、世界選手権も取れるように頑張ります。」と、意気込みも語っていました。

いやあ、頼もしいかぎりです。

 

 

 

 

この日の中距離では、窪木一茂が沸かせました。

男子オムニアムの最終盤、ゴール前争いで先着したことで、見事な大逆転劇で優勝。

 

※最上段(左)が窪木一茂選手

 

 

通常、オムニアムの最後、ポイントレースは、決して1位でゴールしなくてもポイントを持っていれば優勝なのです。

が、この日の窪木は最後の最後、1位でゴールしたことで大逆転に成功しました。

最後の1周は中距離ではなく、もはやケイリンでした。

 

 

「スプリント力が競輪選手養成所に入る前とでは違う。」

優勝の裏にはスプリントが必要な競輪効果なのでしょう。

16年リオ五輪の代表選手から、養成所入りを経て、今は競輪選手となって、再び24年パリで2大会ぶりの五輪代表を目指しています。

 

さあ、いよいよ最終日。

小田原記念を豪快な逃げで優勝した深谷知広が1kmタイムトライアルに挑戦します。

夢の1分切りはなるのか?

明日も配信などで注目してください!

 

 

 

★ 詳しいレースリポートはMore CADENCEへ!

 

 

日刊スポーツ 山本幸史
競輪記者歴13年半

 

 

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