5月7日に行われた『第77回日本選手権競輪』決勝 山口拳矢選手がGⅠ初制覇でグランプリ出場権を獲得
2023.05.08
5月7日(日)、平塚競輪場で『第77回日本選手権競輪』(GⅠ)の決勝が行われました。
優勝したのは、山口拳矢(やまぐち・けんや)選手。
山口選手はGⅠ開催で初めて決勝に進出しての制覇。
しかもこの『日本選手権競輪』は、年間6回あるGⅠ開催の中で最も格式が高いとされています。
優勝賞金もGⅠ最高額の8,600万円(副賞込み)を獲得しました。
決勝レースには単騎で臨んだ山口選手。
先行した中国・四国ラインの犬伏湧也選手、清水裕友選手、香川雄介選手の後ろを走り、ゴール直前で清水選手を差し切って1着でゴール。
青の4番車が山口拳矢選手
レース後、山口選手は「(清水選手を)抜いた感触はあったのですが、ビジョンを見るまでは確信できませんでした。GⅠを優勝できると思っていなかったので、衝撃が大きすぎて感情が追いついていません。信じられない気持ちのほうが大きいです。でも、なんとなくですが、(優勝した2021年の)『共同通信社杯』(GⅡ)の時のような、“いけそうな感じ”がありました」と嬉しさよりも驚きのほうが大きいとコメントしました。
山口選手は今回の優勝で、年末に行われる頂上決戦『KEIRINグランプリ2023』の出場権を獲得。
デビュー4年目で“競輪ダービー王”になるという快挙を達成。
若きスターの誕生となりました。
【レース結果】
1着:4番車 山口拳矢(岐阜・117期)
2着:3番車 清水裕友(山口・105期)
3着:2番車 佐藤慎太郎(福島・78期)
4着:8番車 香川雄介(香川・76期)
5着:9番車 古性優作(大阪・100期)
6着:5番車 新山響平(青森・107期)
7着:1番車 脇本雄太(福井・94期)
8着:6番車 和田圭(宮城・92期)
9着:7番車 犬伏湧也(徳島・119期)
【優勝者・山口拳矢はこんな選手】
1996年1月26日 岐阜県大垣市出身、現在27歳。
岐阜県所属、ホームバンクは大垣競輪場。
父はKEIRINグランプリを2度制覇した山口幸二さん。
師匠である叔父の山口富生選手もGⅠ覇者、兄は115期の山口聖矢選手という、競輪一家・山口家の次男。
大学3年生までは自転車競技未経験で、兄・聖矢選手の影響から競輪選手を目指しました。
山口拳矢選手と父の山口幸二さん
日本競輪選手養成所を117期生として卒業。
2020年5月にデビューしました。
2021年9月、地元の岐阜競輪場で行われた『共同通信社杯』で、史上最速でのGⅡ制覇を達成。
同年、獲得賞金ランキングでは10位となりましたが、『KEIRINグランプリ2021』への出場は一歩届きませんでした。
その後は若手選手の頂上決戦『ヤンググランプリ』に2年連続出場。
今年ついに『KEIRINグランプリ2023』の出場権を勝ち取り、競輪界の注目を一身に集めています。
◆インタビュー記事「イケメンコレクション」
◆詳しいプロフィールと出走情報はコチラ
次回のビッグレースは、6月13日(火)〜18日(日)に岸和田競輪場で行われる『第74回高松宮記念杯競輪』。
優勝し『KEIRINグランプリ2023』の出場権を獲得するのは誰になるのか?
引き続き、注目していきます。
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