元Jリーガー・北井佑季選手がGⅠ初優勝! 『高松宮記念杯競輪』

2024.06.17

6月16日(日) 大阪府の岸和田競輪場でGⅠ『第75回高松宮記念杯競輪』の決勝レースが行われました。

優勝したのは北井佑季選手(神奈川県・119期)!

 

レースは郡司浩平選手が“先行”し、郡司選手の“番手からまくった”北井選手が1着でゴール。

初のGⅠ制覇を達成し、年末に行われる『KEIRINグランプリ2024』の出場権と優勝賞金4,790万円(副賞込み)を獲得しました。

 

徹底先行で、これまで南関東地区の先頭を務めてきた北井選手。

優勝インタビューでは、準決勝と決勝で“番手”にまわった今シリーズを振り返り、同県選手への思いをコメントしました。

 

紫の9番車が北井選手

 

発走前からたくさんの声援が聞こえて、力になりました。

同県の仲間に支えられて優勝できたと思います。

(郡司浩平選手の)“番手”につかせてもらったのは初めてだったのですが、背中から熱い思いを感じる走りでした。郡司さんの気持ちをしっかり受け止めて、後ろについていただいた(和田)真久留さんの気持ちも考えながら、自分ができる精一杯の走りをしようとゴールまで踏み切りました。

今回は準決勝で松井宏佑さん、決勝では郡司さんの“番手”をまわりましたが、熱い走りをしてもらったので、今後は今まで通りに、自分が前で頑張りたいです。

(Jリーガーから競輪選手への転身は)簡単な道ではありませんでしたが、師匠(高木隆弘選手)や仲間に支えられて、なんとかやってこられていると思います。

神奈川県の仲間、南関東地区の仲間、そして競輪界の方々に盛り立てていただいての優勝だと思います。うれしい気持ちでいっぱいです。

 

 

【レース結果】

『第75回高松宮記念杯競輪(GⅠ)』決勝
6月16日(日) 岸和田競輪場 第12レース

1着 9番車 北井佑季選手(神奈川県・119期)
2着 8番車 和田真久留選手(神奈川県・99期)
3着 7番車 古性優作選手(大阪府・100期)
4着 4番車 小林泰正選手(群馬県・113期)
5着 1番車 南修二選手(大阪府・88期)
6着 2番車 新山響平選手(青森県・107期)
7着 6番車 桑原大志選手(山口県・80期)
8着 3番車 郡司浩平選手(神奈川県・99期)
9着 5番車 脇本雄太選手(福井県・94期)

 

 

 

【優勝した北井佑季選手とは?】

 

1990年1月27日生まれ、神奈川県横浜市出身の34歳。

北井選手は、Jリーガーから競輪選手に転身した異色の経歴の持ち主。

高校は神奈川県のサッカー強豪校・桐光学園高校出身で、近畿大学に進学後、大学2年生の時にスカウトされてFC町田ゼルビアに加入。その後は松本山雅FC、カターレ富山、SC相模原でプレーをし、2018年に引退しました。

小菅誠選手が知人で、競輪選手が身近な存在だったことから、“第2の人生”は競輪への挑戦を決意。2021年に119期として31歳でデビューしました。

随一の“先行力”を持ち、昨年9月に京都向日町競輪場の記念開催『平安賞』でGⅢ初優勝。今年2月の『読売新聞社杯全日本選抜競輪』では初めてGⅠの決勝に進出し、今回GⅠ初優勝を果たしました。今後さらなる飛躍が期待されます。

 

■北井佑季選手のインタビュー記事はコチラ

■詳しいプロフィールや出走情報はコチラ

 

 

次回のビッグレースは、7月13日(土)〜15日(月)に松戸競輪場で行われるGⅡ『第20回サマーナイトフェスティバル』です。お楽しみに!

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