12月30日(火)、平塚競輪場で競輪界の頂上決戦『KEIRINグランプリ2025』が行われました。

優勝したのは、郡司浩平選手！

レースでは、最終周回に嘉永泰斗選手が仕掛けて残り半周で“捲り切る”も、さらにその上を郡司選手が“捲って”1着でゴール。

阿部拓真選手が2着、吉田拓矢選手が3着という結果になりました。

※白の1番車が郡司選手

これまで郡司選手は『KEIRINグランプリ』に6回出場。平塚競輪場での開催は2回出場し、今回初めて地元でのグランプリ制覇を達成！

優勝賞金1億4,600万円（副賞込み）を獲得し、今年の獲得賞金を2億5,769万1,644円として賞金王に輝きました。

優勝コメント

過去2回、平塚でのグランプリに出させてもらいましたが、なかなか期待に応えられず、悔しい日々を過ごしてきました。

またチャンスをもらって、皆さんの前で優勝することができて本当にうれしいです。

今回のグランプリは南関東から1人で臨むことになり、ここ1カ月、すごく寂しい気持ちで練習に励んできたのですが、最後に「1人じゃないんだな」と感じながら1着を取ることができました。本当にファンの皆さんのおかげです。

レースでは、ワンチャンスを逃さないように自分で踏み込みました。

眞杉（匠）くんと寺崎（浩平）くんが激しい踏み合いとなり、なかなか決着がつかないような感じで、ごちゃっとした展開が長かったのですが、嘉永（泰斗）くんの姿が見えてからは、焦って自分も前に踏みました。

思った以上に自転車の出方が良かったです。

最後の半周、嘉永くんが出切ったところで、自分も押し出されるような感じで外に持ち出せたので、そこからは必死で、後ろに阿部（拓真）くんが居ることもわかりましたが、抜かれないようにうまく駆けられたと思います。

余裕を持って走れていたので、最後までしっかり踏めました。

来年は“1番車”に相応しいレースをしたいと思います。

グランプリを取りたいと思っていましたが、本当に取れると思わなかったですし、皆さんの応援のおかげだと思っています。

また来年、１年間を通して安定した成績を残したいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。

【レース結果】

『KEIRINグランプリ2025』
2025年12月30日(火) 平塚競輪場 第11レース

1着 1番車 郡司浩平選手（神奈川・99期）
2着 6番車 阿部拓真選手（宮城・107期）
3着 5番車 吉田拓矢選手（茨城・107期）
4着 4番車 南修二選手（大阪・88期）
5着 8番車 嘉永泰斗選手（熊本・113期）
6着 9番車 古性優作選手（大阪・100期）
7着 3番車 眞杉匠選手（栃木・113期）
8着 2番車 寺崎浩平選手（福井・117期）
9着 7番車 脇本雄太選手（福井・94期）

【優勝した郡司浩平選手とは？】

神奈川県横浜市出身、1990年9月4日生まれの現在35歳。

父は師匠でもある元競輪選手の郡司盛夫さん。

高校までは野球に没頭し、高校卒業後、競輪の道に進みました。

2011年に99期としてデビューし、2016年の『高松宮記念杯競輪』で初めてGⅠの決勝に進出。2017年には『ウィナーズカップ』でGⅡ初優勝を達成。

2019年には獲得賞金上位となり『KEIRINグランプリ』に初出場しました。

GⅠ初優勝は、2020年の『朝日新聞社杯競輪祭』。その後、2021年と2024年の『読売新聞社杯全日本選抜競輪』も制し、これまで3回のGⅠ優勝を誇る南関東の筆頭選手です。

2026年は『KEIRINグランプリ』覇者として、初めて“1番車”を背負って戦う郡司選手。その活躍から、引き続き目が離せません！

■郡司浩平選手の詳しいプロフィールと近況成績はコチラ

2026年も、『KEIRINグランプリ2026』に向けた新たな戦いに注目です！