競輪の楽しさが見つかるけいりんマルシェ。楽しい情報、新しい発見は、毎日をわくわくさせる。競輪であなたをちょっぴりHAPPYにしたい・・・そんな『けいりんマルシェ』です。

ナショナルチーム選手強化委員長 / 中野浩一 <前編>

2019.10.12

9月のある昼下がり、電話が鳴った。

編集部『大進さん!大変です!!』
私「はいはい、どうしましたか?」

編集部…中野さんにインタビューできることになりました
「仲良しサンバにブーイング…?」(←本当にこう聞こえた)

編集部中野浩一さんに、インタビュー、できることになったんです!
私「一旦心を落ち着けて折り返しまsガチャ」

 

 

本当に大変なことでした。
(そしてとんだ聞き間違い)

 

 

日本人プロスポーツ選手で初めて1億円プレーヤーとなり、自転車競技の世界選手権10連覇を達成、さらに競輪選手として初めて紫綬褒章を受賞…etc.

その伝説をあげればキリがない「ミスターケイリン」で、現在は日本自転車競技連盟の理事・選手強化委員長を務めていらっしゃる中野浩一さんに単独取材をさせて頂きました✨

 

テーマは東京オリンピックの展望
正直、インタビュー前はこう思っていました。

 

超怖い人なんじゃないか、と。
少し厳しい方かもしれない、と。

 

(一抹の不安を抱えながらも)
中野さんが選手に寄せる想いをはじめ、オリンピックへの期待値や、選手の強化状況などを伺って来ました。
前編・後編に分けてシェアりん♡します!

 

 

 

漂う「現役感」。健康の秘密は…〇〇?

大進? 中野さん、オシャレで年齢不詳です!

11月で64歳だよ!
いや全然めでたくないよ!
もう歳はいらないよ(笑)

色が黒いから若く見られるのはあるかもね。
ゴルフ焼けだけどね、ガハハハッ!!!

あとは身体が細くなったよね。
節制はしていないのだけど、お酒を健康な種類に変えたから。それが健康の秘訣だね。

 

中野浩一さん

「飲む量は増えたけどね、ガハハハッ笑」

 

 

五輪まで1年弱。選手の強化状況は?

順調に来ていると言えるよ。
東京オリンピックでメダルを取るという一番の目標に向けて、しっかり強化できているし、世界選手権で2年連続の銀メダルを取っていることもそれを物語っているからね。

ブノア・ベトゥ コーチが来る前はメダルなんて幻のようで、「一体こいつらで戦えるのか」という雰囲気すらあったけれど、今しっかりと形になってきているので。
大きな期待を寄せて良いと思います。

 

大進? 選手の躍進の要因は?

指導者、環境、どちらとも言えるね。
以前の日本選手にとってメインの活動は、日々のレースだった。

普段の競輪のレースをしながら、その合間に世界選手権があって。そうすると強化合宿も少なくなってしまって、世界レベルの選手が育たない。
ところが3年前、ブノアが日本に来る時に出した条件は「選手が自分の近くに住むこと」だったんだよ。
伊豆を拠点にコーチ・選手が住み、ともに本気で世界を目指すという条件。

つまり選手たちには、オリンピックで勝つことだけを考えてトレーニングできる環境があるってこと。
いや~俺たちの時も、それがあればもっと勝てたのにって思うよなぁ(笑)

 

 

ブノアが日本で築いてきた「信頼」

彼の指導の仕方も、選手にかける言葉も、いつ見ても凄いなと思うよ。
面白かったのはね、「疲れました」って選手が言うと、『大丈夫、気のせいだ』って冗談っぽく返すんだよね。
人間って気持ちで動くから、気のせいだと言われると「疲れていないのかも?」って何となく思っちゃって。

選手もそう思い込めるからこそ、『メダルを取れる』と言われたら、本当にその気持ちで練習できるんだよね。選手と信頼関係を築いて、そういうやり取りができるのがブノアの素晴らしいところ。

 

大進? 目標を明確にイメージするんですね

夢は願わないと叶わない。
夢を見るのは誰でもできるけどね、強い願いがないと、ゴールに近づけないんだよ。
それと同じで、練習も明確な意思を持って臨むことがとても大切。
それを積み重ねていくと、金メダルがイメージから現実にどんどん近くなっていくし、選手の成長の度合いも大きくなっていくからね。

 

中野浩一さん

 

 

大進? 中野さんも、現役時代はそうでした?

常に「こうなりたい!」と思って過ごしていたな。
決して満足しないで、どんどん次の目標を作ることが大切で、それが持てなくなったら辞めちゃった方が良いね。
俺はそんなストイックではなかったけど、どの選手も自分を律しながらトレーニングをすることが大切。
誰しもが、ついつい楽な方に行っちゃうからさ。
それをブノアが、「ヤツら」に伝えるから良いんだよ。

 

大進? お二人の間にも、信頼関係が見えますね

ブノアは選手としては普通だったかもしれないけれど、今は指導者として1位になりたいという気持ちがあるんだと思うよ。
選手として一緒に戦ったことはないが、俺の現役時代のことをある程度知ってくれているから、互いにリスペクトがあって。
だから「何かあったらいつでも手伝うよ」という気持ちでいられる。

勝つために何が必要かを明確に選手に伝えてくれているし、ブノアのやり方に対して口出ししたことは一度もないんだよ。
それに俺がいろんなことを言っても、時代遅れって言われちゃうからね!
ガハハハハ(笑)

 

 

新しい時代と、変わらない想い

大進? これまでとは様々なことが変わっていますよね

使う機材も変われば、練習のやり方も変わるし、新しい発見も沢山あるね。
色々なことが俺たちの時代とは違うけど、最終的に求められるもの、求めるもの、それは一緒だから。
今までの選手たちが作ってきたベースを時に反面教師にして、より効率良く、良いものに仕上げていって欲しい。

「自転車に乗って、走る」という事実はいつの時代も変わらないから。
何が優れた方法なのかを常に理解してやることが大切だね。

俺が勝てていたのは、それを踏まえてトレーニグをしていたからだと思う。
今は当時よりも情報が多いだけに、選手一人ひとりがしっかり噛み砕いて、それらをどう使うか考えないといけない。

それは決して簡単なことではないけれど、その先にメダルがあるんだと思う。

 

__________________________

 

前編は選手とブノアの信頼関係、そして中野さんの熱い想いを中心にお送りしました。

 

載せきれませんでしたが、真面目な話の途中でスっと挟み込まれる「中野節」に、途中何度もスタッフから爆笑が起きたことを報告しておきます(笑)

 

 

そして大切なことなので、忘れないうちに。

 

 

 

中野さん、全然怖くなかったよ。

 

中野浩一さんと大進さん

むしろオカマに優しいキュート紳士でした!

 

 

次回は後編(=中野さんむしろかわいかったよ編)?
選手の動向やオリンピックの注目ポイント等を解説して頂きます!お楽しみに♩

 

ここまで、大進がお送りしました。
また次の記事でお会いしましょうね♡

 

◆ 後編はコチラ


大進(だいしん)

1990年10月20日生まれ。東京都出身。

外資の人気化粧品メーカーで製品企画を担当し、業界でも話題になるヒット商品を世に送り出すなど、若手マーケターとして活躍。
その後TVリポーターへ転身すると、情報番組の美容コーナーや、スポーツ番組など様々なジャンルで出演が続き、「大進くん」の愛称で広く視聴者に親しまれている。
特技は英会話(TOEIC900)とスキンケアで、苦手なことは運動全般と早起き。

「彼氏ができない私」をテーマにしたインスタグラムも、人気急上昇中。
Instagram ▶︎ @daaai_chan

この記事が気に入ったら
いいね! してね。

その他のオリンピック競技でもある自転車競技の魅力

おすすめの記事