パリオリンピックから帰国直後の佐藤水菜選手が完全優勝! 『女子オールスター競輪』

2024.08.16

8月15日(木) 神奈川県の平塚競輪場で、『女子オールスター競輪』の決勝が行われました。

この開催は、今年度から新設されたガールズケイリンの特別レースで、ファン投票により選ばれた上位14選手が出場する3日間のトーナメント戦。

 

優勝したのは佐藤水菜選手(神奈川・114期)!

レースは佐藤選手が残り1周で先頭に出ると、ぐんぐんとスピードを上げて駆けていき、そのまま1着でゴール。競輪のレースは昨年末に優勝した『ガールズグランプリ2023』以来。今年初めてのレースでしたが、しっかりと結果を残しました。

自転車競技トラック 短距離種目の日本代表として、パリオリンピックに出場していた佐藤選手。開催初日の8月13日早朝にフランスから帰国し、そのまま平塚競輪場へ向かう強行スケジュールでの出場でしたが、3日間全てのレースで1着という完全優勝を達成。

同じくパリオリンピックに出場した太田りゆ選手(埼玉・112期)が2着となり、世界の大舞台で戦ってきた2選手のワンツー決着となりました。

 

白の1番車が佐藤選手

 

佐藤選手のコメント

優勝してすごくうれしい気持ちとともに、みなさんに「おかえり」と言ってもらって、なんだか泣きそうです。パリオリンピックから帰ってきたばかりでしたが、関係者の方々が配慮してくださり、同期も助けてくれて、快適に過ごすことができました。

決勝は「残り1周半から1周の間に必ず行ってやる」という強い気持ちを持っていました。そこで坂口(楓華)選手が先に“仕掛けた”ので、しっかりと坂口選手のスピードをもらって、その後は今までにないくらい“全開のチカラ”で突っ込みました。ゴール前は「(後ろの選手に)“差されて”しまう」とも思いましたが、みなさんの声援が届いていたので、諦めずに最後まで粘れました。

レース前に敢闘門を出た時からお客さんの声援や、タオルなどのオリジナルグッズを持って応援してくださっている姿が見えて、耳からも、目からも応援が伝わってきました。温かく迎えていただけてすごくうれしかったです。

次は9月に自転車競技の『全日本自転車競技選手権大会』(9月6日〜9日)と、ガールズケイリンの前橋開催(9月14日〜16日)を走る予定なので、どちらも応援に来ていただけたらうれしいです。

 

 

 

【レース結果】

『女子オールスター競輪』決勝
8月15日(木) 平塚競輪場 第12レース

1着 1番車 佐藤水菜選手(神奈川・114期)
2着 7番車 太田りゆ選手(埼玉・112期)
3着 3番車 日野未来選手(奈良・114期)
4着 5番車 久米詩選手(静岡・116期)
5着 2番車 児玉碧衣選手(福岡・108期)
6着 6番車 坂口楓華選手(愛知・112期)
7着 4番車 石井寛子選手(東京・104期)

 

 

 

【優勝した佐藤水菜選手とは?】

 

1998年12月7日生まれ、神奈川県出身

ホームバンクは川崎競輪場

“サトミナ”の愛称で親しまれる、現在25歳の佐藤選手。

昨年末はガールズケイリンの最高峰レース『ガールズグランプリ』で初優勝し、賞金女王となりました。自転車競技の日本代表選手でもあり、パリオリンピックに出場。女子ケイリンは13位、女子スプリントは10位という結果でした。

ファン投票で3位に選ばれて出場が決定した『女子オールスター競輪』は、パリオリンピックから帰国直後でも完全優勝を達成し、圧倒的な強さでファンの期待に応えました。

今後もガールズケイリン、自転車競技でのさらなる活躍に注目です。

 

■佐藤水菜選手の詳しいプロフィールや出走情報はコチラ

 

 

次回のガールズケイリンのビッグレースは、11月19日(火)〜 21日(木)に小倉競輪場で行われるGⅠ『第2回競輪祭女子王座戦』。この開催の最終日が、年末の『ガールズグランプリ2024』の出場選手を決める選考期間の最終日となります。

残り3カ月となった『ガールズグランプリ2024』出場権獲得争いを、お見逃しなく!

 

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