GⅠレース『全日本選抜競輪』検車場リポート
2020.02.15
『KEIRINグランプリ2019』で感じた“熱”を引きずりながら過ごした2020年1月…
競輪界ではそんな余韻に浸る間もなく、次の『KEIRINグランプリ2020』に向けた戦いが始まっていました。
さぁ、いよいよ2020年のGⅠ戦線がスタート!!
今年最初のGⅠレース『第35回 読売新聞社杯全日本選抜競輪』が、2月8日(土)〜11日(火・祝)、豊橋競輪場で行われました。
最終日の11日は、朝からけいマルガールズのPR活動を見守ったり、ガールズケイリン選手とお会いしたり…
すっかり和やかな気持ちになっていましたが、
今年も入ります!
決勝前、緊迫の検車場!!
いざ気合を足を入れて踏み入れたものの、なんだか閑散とする検車場内…
出場選手の姿がほとんど見当たらず、レース出走直前に、どこからかおもむろに選手たちが出てきました。
「???こんな静かな雰囲気での始まり方もあるんだなぁ」と不思議な気分。
他の選手たちも、レースの行方をモニターで静かに見守っていました。
レースは、大激戦!
優勝したのは、清水裕友選手。
他選手の猛追を振り払い、見事まくり切ってゴール!!
※紫の9番車が清水選手
7度目のGⅠ決勝で、悲願のタイトル獲得となりました。
「どんな晴れやかな顔で戻ってくるんだろう」と思い待っていると…
本人は、いたって真顔。
すぐに、落車した松浦悠士選手のもとへ、医務室に向かっていました。
壁を伝いながら、フラつく足取りで戻ってきたのは2着の平原康多選手。
レースの激しさと選手の消耗を物語っていました。
終始悔しそうな表情を崩さない3着の山田英明選手の姿も。
4着だった佐藤慎太郎選手は、戻ってすぐに、無言でダイジェストを凝視。
この間、慎太郎選手に話しかける人は誰もいません。
息をつく間もなく、レースを振り返るグランプリ王者。
頂点に上り詰めた所以を感じました。
そして最後は清水選手の優勝インタビュー。
「まったく実感はないけど、すごく嬉しい」と、やっと溢れた笑顔。
その後、清水選手の口からしきりに出たのは、松浦悠士選手の名前でした。
「松浦さんのケガが心配」
「正直、自分に余裕があれば、松浦さんとゴール勝負ができたかもしれないという気持ちがある」
まだ25歳ながら、清水選手の背中がとても大きく見えたのは、“自分の優勝”だけじゃなく、いろんな思いがあったからだったのでしょうか。
「(昨年『競輪祭』の松浦選手の優勝に続き)中国地区でGⅠを2回続けて獲れたことは、すごくいいことだと思う。中国地区でタイトルをすべて獲れるようになりたい」という意気込みも。
清水選手と松浦選手、そして2人が引っ張っていく中国地区への今後の期待が膨らみます!
2020年、残る5つのGⅠレースは、どんなドラマがあって、どんな結末を迎えるのか!?
今からもう、12月30日の『KEIRINグランプリ2020』が待ちきれません!
けいりんマルシェではまた、ビッグレースの舞台裏をリポートしていきます。
コンテンツを楽しむだけでポイントが貯まる
ゲームに参加したり、コラムを読んでクイズに答えたりして、
「けいマルポイント」を貯めてポイント数に応じてプレゼント企画に応募できます。
この記事が気に入ったら
いいね! してね。