編集部が選んだイケメン選手を紹介する「イケメンコレクション」。
今回は「※2019年短期登録選手制度」で来日した外国人選手を紹介。
(※自転車競技の国際大会で優秀な成績を収めた選手を、期間限定で選手として登録する制度)
現在35歳、オランダからやってきたテオ・ボス選手にインタビューしました！

昨シーズンはトラックワールドカップ第6戦のケイリンで金メダルを獲得。年齢を感じさせない実績を残し続け、自転車競技の強豪国であるオランダを牽引しています。
2003年の競輪初参戦から今回で8回目となり、来日会見では「ベテランだけど、ダイジョウブ！」と日本語で話し、笑いを取るシーンも。

俳優さながらのルックスで、ファンの間では「テオ様」と呼ばれる随一のイケメン選手。
日本への親しみや、リアルな生活事情など、さまざまなことをお話ししてくれました。

馴れ親しんだ日本での暮らし

―――競輪初参戦は2003年

2003年、19歳のときにはじめて競輪に参加して、今回で8回目になります。
日本での友だちもたくさんできましたし、“なじみ”のレストランや寿司屋もあるんです。
とても居心地がいいので、もはや日本を外国だとは感じないですね(笑)

2009年からロードレースに転向していた時期があって、競輪に参加はしていませんでしたが、恋しくなって個人的に日本へ来たこともありました(笑)
競輪に参加できることだけじゃなくて、「日本に来る」っていうことが、僕にとってすごくハッピーなことなんです。

―――伊豆での生活

日本滞在中は、毎回伊豆で暮らしています。
キレイで静かな環境をとても気に入っています。
山もビーチもありますし、自然が変化に富んでいるので飽きることなく楽しいです。

「ベイカリー&テーブル 東府や(とうふや)」っていうカフェが大好きで、よく行っています。
伊豆にはあまり知られていないような穴場のレストランも多いので、そういう店を探してドライブがてらご飯を食べに行くのも好きですし、沼津に映画を見に行ったりもします。
トレーニングで疲れていることも多いので、大半は家で転がりながら「Netflix」なんですけどね(笑)

―――はじめての広島開催

今回、はじめて広島でのレースに斡旋されました。
レースが終わったら、原爆ドームを見に行ったり、市内をまわってみようと思っています。
競輪に参加すると全国各地に行くので、いろいろな経験ができることもメリットですよね。

強豪国でのオリンピック出場権争い

―――収入の大半は競輪での賞金

僕にとって日本の競輪で得た賞金が大きな収入源となっています。
オランダでは、自転車競技をテレビで放送するときに依頼がくるコメントの仕事や、スポーツジムのフィットネスプログラムを作って提供したりアドバイスをする仕事をしていますが、多くの稼ぎにはなりません。
なので、来日するときは毎回、お財布が寂しい状態です(笑)
今年も日本でたくさん稼いで、オランダでゆっくりできたらいいなと思います。

―――競輪はわかりやすい

競輪は、“ライン”というチームを組んで、それぞれが役割を持って戦っているので、選手の動きがよりわかりやすいと僕は思っています。
自転車競技の“ケイリン”のほうが個人の動きで予測できないので、より難しく感じますね。

日本の選手との交流もとても勉強になります。アドバイスをしたり、してもらったり、たくさんの刺激を受けています。
新田(祐大)選手、脇本(雄太)選手など強い選手がたくさんいるので、ぜひ一緒にトレーニングしたいです。

―――自転車競技強豪のオランダ

オランダは自転車競技の強豪国なので、強い選手がたくさんいます。
昨シーズンのトラックワールドカップでは、最終戦(第6戦)のケイリンで優勝するなど結果を残せはしましたが、勢いのある若手選手も多いですし、東京オリンピックの代表メンバー入りがとても難しい状況です。
日本でトレーニングをしながらコンディションを整えて、来年の東京オリンピック出場へ繋げられるように頑張ります。

―――読者に一言メッセージをお願いします！

“ケイリン”の由来となっている伝統あるスポーツに何度も参加できることを、とても幸せに思っています。
そして日本の人たちはみんなとても親切にしてくれて、感謝しています。

レースではベストを尽くして、お客さんに喜んでもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします！

次回も、イケメン外国人選手が登場！
お楽しみ！