競輪の楽しさが見つかるけいりんマルシェ。楽しい情報、新しい発見は、毎日をわくわくさせる。競輪であなたをちょっぴりHAPPYにしたい・・・そんな『けいりんマルシェ』です。

デイリースポーツ「KEIRIN屋」でガールズケイリンを特集!

2019.08.14

ガールズドリームレース

3年連続でファン投票1位を獲得し、ドリームレースに選出された児玉。「(3年連続ファン投票1位は)素直にうれしいです。もうベストジーニストみたいに、殿堂入りでもいいんじゃないですか」と冗談を交えながら喜びを語った。

2015年7月にデビューすると、すぐに頭角を現して、通算勝率は80%オーバー、2連対率も90%を超えるなど、ビジュアルはもちろん、圧倒的なパフォーマンスでガールズケイリンをけん引。ビッグレースではなかなか結果を出せずに苦戦してきたが、9回目の挑戦となった昨年のドリームレース(平)で悲願の優勝。勢いそのままに、年末のガールズグランプリ(静岡)を制して人気、実力ともに頂点へ登り詰めた。

昨年末のガールズグランプリを制してファンの声援にガッツポーズする児玉碧衣選手

 

女王の座に就いた児玉に立ちはだかるのは、自転車競技のナショナルチームで活躍して東京五輪出場を目指す小林優香選手(福岡)。今年3月のガールズケイリンコレクション(大垣)では打鐘4角で児玉が踏み上げるも、最終バックからまくった小林に優勝を奪われた。それでも「自分が先に仕掛けての結果なので。差は縮まっていると思う」と世界の舞台で活躍する小林を相手にも悲観はない。「もう少し痩せれば持久力が上がりそうなんですけど、甘い物がやめられなくって」と笑いながら話すが「バイク誘導で引っ張ってもらう練習ではタイムも出ているし、脚力は上がっている」と手応えは十分だ。

当面の最大目標は「久留米で練習している自分が、ナショナルチームの優香さんに勝つこと」。ファンの支持と地元で磨き続けた脚力を武器に名古屋ではリベンジを果たす。(記者:貞 友之)

 

 

◆ ガールズドリームレース(8月17日名古屋)

選手名 年齢 登録 期別 脚質
児玉碧衣 24 福岡 108
小林優香 25 福岡 106
高木真備 24 東京 106
石井寛子 33 東京 104
山原さくら 26 高知 104
石井貴子 29 千葉 106
太田りゆ 24 埼玉 112

 

 

選手プロフィール

児玉碧衣(こだま・あおい)選手

1995年5月8日生まれ、24歳。福岡県大野城市出身。私立筑陽学園高卒。168センチ、66キロ。日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)108期生として、2015年7月に松戸でデビュー。主なビッグレース制覇はガールズグランプリ(18年静岡)、ガールズケイリンコレクション(ドリームレース・18年8月平、19年5月松戸)。通算獲得賞金は7374万7000円。(4日現在)

 

 

松本直記者の出場選手分析

荒川ひかり選手

 

ファン投票14位 位置取り重視の自在戦

【得意パターン】位置取り重視の自在戦が得意。Sがうまいので、自力で動きたい選手の後ろを取れることが多い。自力選手にマークした場合、踏み出しで離れたり、付きバテすることが少ない。

【苦手パターン】目標にした選手が不発になると、そこから切り替えて突っ込む脚は物足りない。3月高松で落車をして左ろっ骨を骨折した影響が多少残っている。

 

 

梶田舞選手

 

ファン投票8位 一気の差し勝負

【得意パターン】ガールズグランプリを2回優勝(14年岸和田、16年立川)しているように勝負強い。発走機から素早く出て好位を確保。先行する選手を1車出して番手に飛び付き、一気の差し勝負が得意。

【苦手パターン】前受けからそのまま逃がされてしまうレースは苦手。掛かり切らないとまくられることが多い。戦法的に違反点が付くことが多く、累積違反点がたまると、戦いの幅が狭まることもある。

 

 

石井貴子選手(104期)

 

ファン投票9位 強じんな粘り脚

【得意パターン】マイペースの先行勝負なら、強じんな粘り脚を発揮する。昨年12月の松戸では緩急自在のペース駆けに持ち込んで、佐藤水菜のまくりを合わせ切り優勝した。姉・寛子とは真逆の戦い方。

【苦手パターン】自分の形に持ち込めないともろい。同型がいる場合でも、自身のプライドをかけて共倒れになるまで踏み合うこともある。

 

 

奥井迪選手

 

ファン投票10位 先行No.1の実力

【得意パターン】ガールズケイリン№1の先行選手。ガールズ通算300勝達成も一番乗りだった。自分の信念を貫き先行勝負に誇りを持っている。ダッシュはないが、何度も踏み直せる地脚が武器。

【苦手パターン】ダッシュ力がないので、まくりのキレはイマイチ。ダッシュ自慢の選手が前受けから突っ張ると、たたききれないこともある。

 

 

小林莉子選手

 

ファン投票11位 S巧者、高い洞察力

【得意パターン】ガールズグランプリ第1回(京王閣)覇者。Sのうまさとレースに対する洞察力の高さはガールズ屈指。Sが速いので好位確保が容易。目標を絞って追い込み勝負になると格上選手を差し切ることも多い。6月の四日市決勝では児玉碧衣のカマシ先行に離れず差し切った。

【苦手パターン】戦法がかぶる選手が多い番組は苦手。道中の駆け引きで脚を使ってしまい、勝負どころで遅れてしまうこともある。

 

 

長澤彩選手

 

ファン投票12位 後方からまくり一撃

【得意パターン】ガールズケイリンコレクション2回優勝(17年5月・京王閣、18年8月・アルテミス賞・平)はともに後方からまくり一撃。一瞬のキレよりもスピード地脚が持ち味。最終ホームから踏み上げてスピードを乗せるまくりが得意。ガールズケイリンフェスティバル(別府)初日のように児玉碧衣を差し切る脚も持つ。

【苦手パターン】ペース先行なら大丈夫だが、少しでも踏み合う展開になると末脚が持たないことが多い。

 

 

佐藤水菜選手

 

ファン投票13位 地脚生かし先行勝負

【得意パターン】デビュー当時から地脚を生かした先行勝負が勝ちパターン。前、中団、後方と初手の位置に関わらず、自分のタイミングで仕掛けて押し切る。最近はダッシュ力が少しずつ付いてきているので、まくりの決まり手も増えてきた。積極タイプなので短走路では1着が多い。

【苦手パターン】外並走から先行争いになると苦戦している。ダッシュがないので、叩き切るのに脚を使っている印象。

 

 

児玉碧衣選手

 

ファン投票1位 前団のみ込む

【得意パターン】抜群のダッシュ力が最大の武器。スタートにはこだわらず、取れた位置からのカマシかまくりが主戦法。400メートルバンクの上がりタイム(残り200メートル)は常に11秒後半から12秒前半を出しているので、後方に置かれたとしても、持ちタイムの違いで前団をのみ込める。

【苦手パターン】2月別府決勝、6月四日市決勝は初手から強い自在選手に追走されて差された。3月大垣コレクションは小林優香が児玉の3番手に入り差されている。差し脚を持った選手が番手にいるときは危険だ。

 

 

小林優香選手

 

ファン投票2位 世界と戦う脚力No.1

【得意パターン】脚力はガールズケイリン№1。2020年東京五輪でのメダル獲得が最大の目標。そのため現在は自転車競技中心の生活。世界の強豪と戦う中で鍛えてきたまくりのキレは強力。上がりタイムの比較をするとワンランク違う。

【苦手パターン】戦術に迷って、狭いインコースを突っ込んだときは結果が悪い。だが、現状ではその展開しか負けパターンが見つからない。

 

 

高木真備選手

 

ファン投票3位 光る勝負根性

【得意パターン】粘り強い地脚と勝負根性が持ち味。男子追い込み選手のように狭いコースでもためらわず突っ込める。先行の決まり手は減ったが、展開に応じて走っているだけで、逃げ勝負も勝ちパターン。まくりよりも、好位確保からまくり追い込みが得意。

【苦手パターン】ダッシュのキレがないので後方からのまくりになると、合わされて飛んでしまうこともある。

 

 

石井寛子選手

 

ファン投票4位 組み立て自在

【得意パターン】自在な組み立てをさせたらガールズ№1。素早いSから好位確保。まくり、差しが勝ちパターンだが、相手次第では先行勝負も辞さない。

【苦手パターン】違反点を付けない走りがポリシー。危ない位置取り争いは避けるため、後方になることも多い。脚力が仕上がっているときは巻き返せるが、調整ミスのときは凡走してしまうことが多い。

 

 

山原さくら選手

 

ファン投票5位 ダッシュで勝負

【得意パターン】ダッシュ力がセールスポイント。一瞬のキレを生かすレースをすれば簡単には負けない。位置取りはあまり意識せずに、取れた位置からの自力勝負が主戦法。

【苦手パターン】Sはあまりうまくない。発走で後手に回り、周回中に誰も入れてくれない7番手の展開から自分で踏み上げるパターンになると末脚を欠くことがある。

 

 

石井貴子選手(106期)

 

ファン投票6位 一発勝負強い

【得意パターン】キレのあるまくり、シビアな位置取りから追い込みと自在戦が勝ちパターン。予選2走は積極的に組み立てて、決勝は何でもありの総力戦で優勝を取りに行く。一発勝負のコレクションは3回優勝。勝負強さを持っている。

【苦手パターン】強引な位置取りで脚を使ってしまうと末脚を欠くことも。目標にした選手が不発になったときは共倒れもある。

 

 

太田りゆ選手

 

ファン投票7位 一撃決める

【得意パターン】小林優香とともに2020年東京五輪出場を目指しているナショナルチームの一員。デビュー当時からダッシュ力は光っていたが、最近はさらに磨きがかかっている。ダッシュを生かしたカマシかまくりが得意。

【苦手パターン】長い距離を踏むレースは苦手。位置取りで脚力を消耗してしまうと、爆発的なダッシュは影を潜める。

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね! してね。

その他のスペシャル

おすすめの記事