KEIRINグランプリ2022シリーズの振り返り!

2023.01.10

こんにちは、太田理恵です。

 

先月、KEIRINグランプリ2022が終了しました。

 

事前の予想では東北の4車ラインがやや人気かと思いましたが、脇本雄太選手が優勝し、1番人気で決まりました!

しかし2番人気は僅差で東北勢からとなり、オッズはかなり割れていました!

 

 

配当は3連単で4,760円。

3連単が始まった2001年から2022年までのKEIRINグランプリ(計21回)のうち、3連単が1万円を切ったのは3回のみ!

2022年が最も安い配当で決まりました。

 

 

しかしヤンググランプリは3連単が21,250円。

ガールズグランプリは3連単で103,730円と、高配当が続きました。

 

 

ヤンググランプリは菊池岳仁選手が優勝しました!

 

 

町田太我選手が後方から前に出てそのまま先行し、縦長の展開のレースとなりました。

3番手から吉田有希選手が捲り、最後は吉田選手の番手の菊池選手が差して優勝となりました!

 

スタート牽制が入って誰も前を取りに行かないなか、前を取りに行ったのは吉田選手でした。

それを見ると番手の菊池選手が、すかさず吉田選手を追いかけて前に入りました。

 

このスタートを取りに行く行為(特に牽制が入って誘導がだいぶ前に行ってしまった場合)は脚を使う(疲れてしまう)ので、誘導に追いつくまでは番手の菊池選手が代わりに前を走って自力の吉田選手の脚を温存させていたというのも見どころです!

そして捲った吉田選手の番手から、最後は菊池選手が差して優勝。

2着が吉田選手の関東ワンツーとなり、ゴール後に2人で喜ぶ姿が印象的でした。

 

菊池選手(左)と吉田選手(右)

 

KEIRINグランプリ出場選手は関東から1人(平原康多選手)だった今年ですが、ヤンググランプリの菊池選手、吉田選手の活躍で、今年の関東勢の活躍がさらに大きくなりそうです!

 

今年10月には菊池選手の地元地区である弥彦競輪場でのGⅠ(寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント)もありますので、そちらもお楽しみに!

 

 

そしてガールズグランプリでは落車もありましたが、柳原真緒選手が初出場で初優勝となりました!

 

 

人気を集めた佐藤水菜選手、児玉碧衣選手が落車してしまい、高配当となりました。

前受けから先行したのは尾方真生選手。

昨年のガールズグランプリでは、尾方選手が先行すると予想した方も多かったなかで、それができませんでしたが、今年は先行となりました!

そして後方になった柳原選手でしたが、最後は直線で外を伸びて優勝となりました!

 

優勝インタビューを担当したのは、柳原選手の師匠である市田佳寿浩さん(2018年引退)で、途中には柳原選手が涙を流す場面もあり、グッときました。

 

柳原選手(左)と市田さん(右)

 

そして柳原真緒選手の優勝に続き、KEIRINグランプリは同県・福井所属の脇本雄太選手の優勝となりました!

 

 

グランプリは東北の4車ラインと近畿の2車ライン、単騎の選手3人でのレースでした。

東北勢は【新山響平選手―新田祐大選手―守澤太志選手―佐藤慎太郎選手】の4車ラインとなりました。

 

残り5周という早い段階で、単騎の松浦悠士選手が東北ラインの番手に追い上げていきました。

 

グランプリは一発勝負。

みんなが優勝を狙うのでレース自体はやや単調になる印象でしたが、松浦選手が仕掛けたことにより、レースが面白くなりました。

 

すんなり新山選手が先行となれば新田選手が番手捲り(番手から出て行くこと)をし、新田選手や、その後ろの守澤選手が有利だと予想している方が多かったと思います。

 

しかし脇本選手が打鐘から仕掛けて、そのまま捲って押し切りました。

後ろには古性選手がぴったりとくっついていましたが、最後は振り切りました!

 

昨年11月の競輪祭(GⅠ)では二次予選敗退となったので「調子が心配」という声もありましたが、グランプリでは抜群に仕上がっていて強さが際立ちました!

 

紫の9番車が脇本選手

 

脇本選手はこれで初の賞金3億円レーサーとなり、通算37人目、現役選手では19人目の通算獲得賞金10億円突破となりました。

 

2019年・2020年とグランプリは2着でしたが、今年はついに優勝でした!

 

打鐘から仕掛けても普通はなかなか捲り切れない、ましてや押し切れないところ、古性選手を振り切って優勝した脇本選手。

今年もどんな強いレースが見られるのか、注目です!

 

 

 

PROFILE
太田理恵
(おおた りえ)

 

誕生日:1992年6月22日
出身地:東京都
血液型:B型
身長 :165cm
東京大学大学院卒
ミス・ワールド2014・2015・2020日本大会 特別賞
東京スポーツ ミッドナイト競輪アンバサダー

 

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