GⅠ『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』 優勝は脇本雄太選手!

2020.10.19

10月15日(木)〜18日(日)、前橋競輪場でGⅠレース『第29回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』が行われた。

 

優勝したのは、脇本雄太選手

この『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』は2年ぶり2度目の制覇。

今年のGⅠレースでは6月の『高松宮記念杯競輪』と合わせて2度目の優勝となった。

 

※白色の1番車が脇本雄太選手、黄色の5番車が新田祐大選手

 

 

決勝レースは東京オリンピックに内定している2選手が、壮絶な戦いを披露。

 

残り2周で踏み出し、レースの主導権を握った脇本選手。

新田祐大選手が猛烈なスピードで追い上げてくるも、これを振り切ってゴール。

 

新田選手が2着、脇本選手と連携した東口善朋選手が3着だった。

 

 

 

レースがいかに壮絶だったかは、この写真を見れば一目瞭然。

 

※レース直後に倒れこんだ脇本選手

 

※ひとりでは立っていられない新田選手

 

 

レース後のインタビューで脇本選手は、新田選手を意識していたことや、『KEIRINグランプリ2020』での優勝宣言も口にした。

 

 

(レース開始後は)「新田さんの動きがどこかな」と思っていました。

新田さんも車間を切って、牽制してかなり僕の動きを注意している感じだったので、「そこの勝負に負けないように」と思っていました。

(残り2周で)踏み出した時に、新田さんよりも前に出られたことがすごく自信になりました。

オッズは(新田選手より)自分の方でかなり人気になっていましたし、必死に応えるつもりで余裕はなかったです。

 

先行逃げ切りで優勝できたことは嬉しいです。

グランプリに向けて弾みをつけられたのかなと思います。

今年はグランプリで優勝するつもりです。

しっかり挑みたいです。

 

 

2着だった新田祐大選手はリベンジを誓った。

 

 

絶対勝ちたいという気持ちが強すぎて、警戒を強めすぎました。

次回の競輪祭に向けて練習してきます。

 

 

 

『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』が終了し、今年の獲得賞金ランキングはこのように変動。(2020年10月19日現在)

 

すでに『KEIRINグランプリ2020』への出場権を獲得しているのは、GⅠレース優勝者の清水裕友選手、松浦悠士選手、脇本雄太選手。

 

 

残る6名は、次回のGⅠレース『朝日新聞社杯競輪祭』の優勝者と、獲得賞金ランキングが9位までの選手となる。

この表に掲載されている全ての選手に『KEIRINグランプリ2020』に出場できる可能性があるだろう。

 

 

運命を分ける今年最後のGⅠレース『第62回朝日新聞社杯競輪祭』は、11月18日(水)〜23日(月・祝)、小倉競輪場で開催。

 

けいりんマルシェはこの『競輪祭』に注目していく。

 

 

 

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