『第1回オールガールズクラシック』初代女王は佐藤水菜選手!

2023.10.05

10月4日(水) 松戸競輪場で行われた“最も格式の高いガールズケイリンのGⅠ開催”『第1回オールガールズクラシック』の決勝。

 

このレースを制したのは、佐藤水菜選手

ラスト半周で“外の位置”から豪快にまくり、後続の選手を振り切って1着ゴール。

 

赤の3番車が佐藤選手

 

中国・杭州で行われたアジア大会から帰国直後のレースだったにもかかわらず、開催の3日間をすべて1着の「完全優勝」でGⅠ初制覇を成し遂げました。

この優勝で、賞金700万円(副賞込み)と12月29日(金)に立川競輪場で行われる『ガールズグランプリ2023』の出場権を獲得しました。

 

 

 

レース後の表彰式では、大勢のファンを前に笑顔でコメント

 

“初代女王”に輝けたのは、歴史に残ることだと思うので、すごく嬉しいです。

ラスト1周半は自力で行こうと考えていたのですが、牽制があったので、そこは冷静に自分のタイミングを見て、しっかりと行くことができました。

自分が優勝できたと確信した時は、すごく嬉しかったです。

次は11月の『競輪祭女子王座戦(GⅠ)』を走る予定なので、少し期間が空いてしまいますが、その間にもっと練習して、もっと強くなった自分で帰ってくるので、また応援よろしくお願いします。

 

 

【レース結果】

1着:3番車 佐藤水菜選手(神奈川・114期)

2着:6番車 吉川美穂選手(和歌山・120期)

3着:1番車 久米詩選手(静岡・116期)

4着:2番車 児玉碧衣選手(福岡・108期)

5着:7番車 石井寛子選手(東京・104期)

6着:5番車 尾方真生選手(福岡・118期)

7着:4番車 太田りゆ選手(埼玉・112期)

 

 

 

【優勝者・佐藤水菜はこんな選手】

 

神奈川県茅ヶ崎市出身、1998年12月7日生まれ。

“サトミナ”の愛称で親しまれる現在24歳のガールズケイリン選手。

神奈川支部所属でホームバンクは川崎競輪場、2018年7月に114期としてデビューしました。

 

自転車競技のナショナルチームに在籍し、トラック短距離種目の日本代表選手でもあり、2021年2022年の『世界選手権』のケイリンで、銀メダルを獲得。

パリオリンピックの出場権を獲得するために重要なシーズンとなる今年、『UCIトラックネーションズカップ』では、インドネシア、エジプトと2大会連続でのケイリン優勝。

 

今開催『オールガールズクラシック(GⅠ)』の直前には、アジア大会(中国・杭州)に出場しており、スプリントとケイリンで2冠を達成しました。スプリントの予選では、200mフライングタイムトライアルで10秒587を出し、日本記録を更新。

パリオリンピックでのメダル獲得に、ますます期待がかかります。

 

現在は自転車競技に重きを置いているため、ガールズケイリンの出走数は少ないものの、3月に行われたガールズケイリン特別レース『ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ』で優勝。この『オールガールズクラシック(GⅠ)』も制し、2年連続4回目の『ガールズグランプリ』出場権を獲得しました。

 

昨年の『ガールズグランプリ2022』は、落車もあり5着という悔しい結果でした。

今年はその雪辱を果たし、『ガールズグランプリ』初制覇となるのでしょうか!?

 

◆詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

 

3つあるガールズケイリンのGⅠも、今年は11月21日(火)〜23日(木・祝)に行われる『第1回競輪祭女子王座戦』のみとなりました。

 

★2023年10月5日現在の獲得賞金ランキング

 

現在『ガールズグランプリ2023』の出場権を獲得しているのは、児玉碧衣選手と佐藤水菜選手。

“残る5枠”を勝ち取る選手は誰なのか!?

『ガールズグランプリ2023』出場権獲得争いに、引き続き注目です。

 

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