117期の寺崎浩平選手に注目せよ!
2020.03.21
昨年12月、日本競輪選手養成所から史上初の※早期卒業生が誕生。
今年1月に2人の選手が117期としてデビューした。
その117期 寺崎浩平(てらさき・こうへい)選手が、早くもS級昇級の目前だ。
現在、デビューから無敗の15連勝中。
3月23日(月)〜25日(水)に行われる名古屋開催で「完全優勝」を果たすと、寺崎選手は「特別昇級」し、S級2班となる。
これまで、デビューから無敗でS級入りを果たしたのは、「平成の怪物」と呼ばれた深谷知広選手のみ。
今回はS級昇級目前の寺崎選手に、現在の心境とデビューからこれまでを振り返ってもらった。
「ライン戦」を学んだ実戦
―――デビューから15連勝中です
いや〜 あっという間でした。
デビューしてから、たくさんの取材をしてもらって、思っていたよりも注目度が高いことを実感しました。
それがプレッシャーになることもありました。
とにかく、緊張しっぱなしでした…。
―――レースで学んだこと
やっぱり、「ラインで戦う」ということです。
養成所(日本競輪選手養成所)での競走訓練はすべて単騎。
ラインを組んで走る練習は、ほとんどありません。
僕は普段の練習を自転車競技メインにしていることもあり、なおさらです。
なので、「ライン戦」のセオリーや仕掛けるタイミングなど、まだ慣れないところもたくさんあります。
一応、今はまだなんとかなっていますが(笑)、先輩選手からアドバイスをもらいながら実戦で学んでいます。
―――9連勝してA級2班となりました
レースも選手もレベルが上がって余裕も無くなりました。
ですが、経験のある選手とラインを組めるので、落ち着いて走れていると思います。
最近になってだいぶ、緊張やプレッシャーを感じず走れるようになってきました。
今はもう、勝つことが当たり前です。
もっと内容にこだわって「自分の走り」ができるようにならないとなって思っています。
自信みなぎる頼もしいホープ
―――現在の心境
(注目されていたので)デビュー戦からずっと負けられない状況でした(笑)
昇級がかかろうと、何があろうとも、ずっと同じ気持ちで走れています。
レース中に予想外のことが起きることもありますが、負ける気はまったくしていません。
ナショナルチーム(自転車競技の日本代表チーム)に所属して、良い環境で練習させてもらっていることも、自信に繋がっていると思います。
―――昇級がかかる名古屋開催への意気込み
完全優勝してS級に上がれるよう、しっかり走るだけです。
S級になると、記念(GⅢレース)に出られるようになります。
地元福井の記念に出て活躍することが、今の目標です。
―――読者・ファンへ一言
ファンの方々からかけていただく「頑張ってよ!」っていう温かい声が、とても嬉しいですし、それが力になっています。
レース前にオッズを見て、いつもすごく期待してもらっていることを感じています。
これからも、ファンの皆さんの期待に応えられるように、結果を出し続けていければと思っています。
これからも応援よろしくお願いします!
寺崎選手のS級への「特別昇級」がかかったレースは、3月23日(月)〜25日(水)、名古屋競輪場で行われます。
“令和初の怪物誕生”となるか!?
注目です!
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