古性優作選手が今年3度目のGⅠ制覇! 『第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』結果
2023.10.23
10月22日(日)、弥彦競輪場で『第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ)』の決勝レースが行われました。
優勝者は、古性優作選手!
最終2コーナーから圧巻のスピードでまくっていき、1着でゴール。
出場した4つのレースで全て1着を取る“完全優勝”を達成し、2月の『読売新聞社杯全日本選抜競輪』、6月の『高松宮記念杯競輪』に次ぐ今年3度目のGⅠ制覇となりました。
赤の3番車が古性選手
優勝者インタビューで、古性選手はレースの振り返りと、新たな目標を口にしました。
今開催は脇本(雄太)さんがいなくてさみしかったですが、優勝できて自分でもびっくりしています。
決勝までの3日間は、たまたま1着が取れている状態でしたが、決勝はすごく状態が良く、4日間のなかでは一番冷静に走れたし、一番感触が良かったです。
これからの目標は、グランプリを含めた“グランドスラム”を達成したいです。
決勝レースで1着の古性選手(中央)、2着の佐藤慎太郎選手(左)、3着の渡部幸訓選手(右)
【レース結果】
1着:3番車 古性優作選手(大阪・100期)
2着:1番車 佐藤慎太郎選手(福島・78期)
3着:5番車 渡部幸訓選手(福島・89期)
4着:7番車 南修二選手(大阪・88期)
5着:4番車 諸橋愛選手(新潟・79期)
6着:6番車 河端朋之選手(岡山・95期)
7着:8番車 小松崎大地選手(福島・99期)
8着:2番車 犬伏湧也選手(徳島・119期)
9着:9番車 和田健太郎選手(千葉・87期)
古性選手は今開催で優勝賞金3,890万円(副賞込み)を獲得し、今年の年間獲得賞金を10月23日時点で、2億1,638万4,500円としました。
競輪界の年間獲得賞金の歴代最高額は、2022年に脇本雄太選手が達成した3億584万2,300円※。
古性選手が今年、歴代最高額を更新する可能性も出てきています!
※脇本選手は2022年、『日本選手権競輪』と『オールスター競輪』の2つのGⅠと、『KEIRINグランプリ2022』を制覇。
◆2023年10月23日現在の獲得賞金ランキング
※黄色部分の古性選手、山口拳矢選手、眞杉匠選手が今年のGⅠを制し、すでに『KEIRINグランプリ2023』の出場権を獲得。
【優勝者:古性優作はこんな選手】
1991年2月22日生まれの、現在32歳。
大阪府所属で、ホーム競技場は関西サイクルスポーツセンター(大阪府河内長野市)。
競輪選手になる前はBMXに取り組んでおり、2006年から2008年には全日本BMX選手権大会を3連覇した実績の持ち主。
2011年に100期としてデビューし、2021年の『オールスター競輪』でGⅠ初優勝を達成しました。
同年12月30日に初出場した『KEIRINグランプリ2021』で、いきなりの優勝!
自身初のS級S班として戦った2022年は、『読売新聞社杯全日本選抜競輪』、『高松宮記念杯競輪』と2つのGⅠを制覇。『KEIRINグランプリ2022』では連携した脇本雄太選手が優勝、古性選手は準優勝でした。
さらに今年は、これまでに行われた5つ全てのGⅠで決勝レースに進出しており、3つのGⅠで優勝。
輝かしい成績を残している古性選手ですが、本人は自身を「どこまで行っても“挑戦者”」と表します。
毎年強さを増し続け、ファンからも絶大な信頼を集めている選手です。
今後は、玉野競輪場にて実施される防府記念『周防国府杯争奪戦(GIII)』(11 月 2 日〜5 日)、小倉競輪場で行われる『朝日新聞社杯競輪祭(GI)』(11月 21 日〜26 日)に出場予定。
年間獲得賞金の最高額を更新することができるのでしょうか!?
古性選手の活躍から、目が離せません!
◆古性選手のインタビュー記事:SS列伝
◆詳しいプロフィールと出走情報:KEIRIN.JP
次回のビッグレースは、ついに今年最後のGⅠ開催です。
11月21日(火)〜26日(日) 小倉競輪場
『KEIRINグランプリ2023』の出場権を獲得する9選手は、果たして誰になるのか!?
運命の開催を、お楽しみに!!
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